CAVE D'OCCI

【本】原田マハさん著『旅をあきらめるにはまだ早い友への手紙』を出版 〜ライターズ・イン・レジデンス〜/2023.09.26

新潟市の南西部、日本海に沿ってのびやかに横たわる角田山の麓、広大なぶどう畑に囲まれた一帯にカーブドッチはあります。訪れた人がワイン造りの現場に触れ、ワインが生まれ育つ場所でワインを愉しみ、豊かな時間を過ごしてもらいたいという想いからカーブドッチは始まりました。いつでもゆっくりしていただけるように、ヴィネスパとトラヴィーニュという2つの宿泊施設をご用意。館内には約4000冊の本がいたるところに並んでおり、自由に手に取って読むことができます。

「 ライターズ・イン・レジデンス」とは、ひとりの作家がカーブドッチに滞在し、ワイナリーという非日常の中で過ごしながら、この地を舞台とした物語を書き上げ、カーブドッチが自ら出版・販売まで行うというプロジェクトです。
その第一作目はアート作家として活躍中の原田マハさん。バラが咲き乱れる6月にカーブドッチに滞在され『旅をあきらめるにはまだ早い友への手紙』を書き下ろされました。この作品のテーマである「旅」「手紙」をモチーフに、ブックディレクター幅允孝さんが編集・装丁デザインを担い、文庫本サイズの可愛らしい一品となりました。

カーブドッチのこの場所ならではの読書体験と、この地を訪れた旅のお土産としてお楽しみください。

著者紹介

原田マハ

1962 年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。2012年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五郎賞受賞。2017年『リーチ先生』(集英社)で新田次郎文学賞受賞。

書籍紹介
『旅をあきらめるにはまだ早い友への手紙』

写真:ZIGEN

・・・旅って、人生みたいなもんとちゃう?
大学時代の同級生で14年ぶりに再会したハグとナガラ。転職、別離、介護‥‥人生の折り返し点を前にした、女ふたりの六つの旅物語をまとめた文庫オリジナル短編集「ハグとナガラ」。今作はその旅の最終地点となっています。
・・・私は思う存分、食事とワインのシンフォニーを味わった。そうしているあいだじゅう、ずっと、豊かな、あたたかな何かが心を満たしていた。
良いときも、辛いときも、ともに旅を楽しむことができる存在がいることは、なんと素敵なことだろう。日常をはなれ、自分のために過ごす時間に、ふと大切なことに気付くのかもしれません。旅の思い出やその時に感じたことを振り返りたくなる一冊です。

書籍概要
タイトル:旅をあきらめるにはまだ早い友への手紙
著者:原田マハ
編集:幅允孝(BACH)
発売日:2023年9月22日
価格:1,300円(税込)
送料:370円(レターパック)
サイズ:110㎜×148㎜(文庫本サイズ)
出版:株式会社カーブドッチ
販売場所:カーブドッチ各店での店頭販売(一般書店では販売いたしません)
宅配:ホームページから申込

問い合わせ先
株式会社カーブドッチ
TEL:0256-77-2288(代表)

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